窓リフォームの新常識!結露を防いで快適な冬を迎える方法

皆さん、こんにちは。
家の専門家、大塚です。


突然ですが、窓からの冷気や結露にお困りではありませんか?
冬になると結露の悩みをよく耳にします。

そんな悩みを解決する「窓リフォーム」
「カバー工法」という工法があるのをご存知ですか?

今回はその「カバー工法」をわかりやすくご紹介したいと思います。

最後までお付き合いください!

窓の歴史的背景

家の窓は、古代ローマ時代から人々の生活に欠かせない要素でした。
当時は、ガラスが貴重だったため、多くの窓は布や動物の皮で覆われていたそうです。


時代が進むにつれ、ガラス窓が一般化してきました。
今日では窓は家の美観と快適性を大きく左右する要素となっています。

しかし、現在の窓は時間と共に劣化し、冷気や音の問題、特に冬の結露が生じるようになります。
ここで注目されているのが、カバー工法というものです。

カバー工法とは?

カバー工法の基本

カバー工法は、既存の窓に新しいサッシを上から被せる方法です。
既存の窓を取り外し、新しいサッシ枠を取り付けます。
施工は比較的シンプルで、高い技術はあまり必要としません。

経済産業省・環境省 先進的リノベ事業サイトより画像参照

https://window-renovation.env.go.jp/construction/outside-window-co.html

これにより、窓の見た目が新しくなり、断熱性や防音性も向上します。
そして、冬の結露防止にも効果的です。

例えば、昔の家屋ではシングルガラスが主流でしたが、
これをカバー工法で複層ガラスに変えることで、結露を大幅に減らすことができます。

カバー工法のメリット

経済的な利点

カバー工法は、全体的な窓の交換に比べて低コストです。

解体や廃材が少なく、工期も短縮されるため、経済的な負担が少ないのが魅力。

例えば、通常の窓交換工事では数十万円かかることが多いですが、
カバー工法なら窓交換工事の半分以下の費用で済むこともあります。

冬の結露防止

冬に窓ガラスに結露が発生するのは、窓の断熱性が低いためです。
カバー工法では、断熱性の高い窓ガラスを選ぶことができ、結露を大幅に減らすことが可能です。

複層ガラスは、内部に空気層を持つことで、
室内の暖かい空気と冷たい外気との間に断熱層を作り出し、結露を防ぎます。

結露をそのままにするデメリット

結露をそのままにしておくと、カビやダニの発生を促し、アレルギー症状や呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。

また、結露による水分が木製の窓枠や壁に浸透すると、腐食や損傷の原因となり、住環境の劣化を招きます。

カバー工法のデメリットと注意点

窓のサイズが小さくなる

カバー工法を施すと、窓のサイズが若干小さくなります。
特に小さな窓では、この変化が顕著になることがあります。
たとえば、元々50cmの窓が、カバー工法後には45cmになることもあります。

選択肢の限定

カバー工法に適した窓は限られています。
リフォーム前に、どの窓が適しているかを確認することが重要です。
例えば、雨戸がついている窓や、特殊な形状の窓は、カバー工法に適さない場合があるので注意が必要です。

補助金や助成金の活用

窓のリフォームには、政府や自治体からの補助金や助成金が利用できる場合があります。
これらの支援は、エネルギー効率の向上や環境保護を目的としているため、
断熱性の高い窓へのリフォームに適用されることが多いです。
これらの制度を利用することで、リフォームの負担をさらに軽減できる可能性があります。

カバー工法を考えるなら最寄りの建築、リフォーム店にまずは相談してみるのが良いです。

僕の会社でも補助金や助成金の相談も承ってます。

まとめ

カバー工法は、コストを抑えつつ、窓の機能を向上させる効果的なリフォーム方法です。
特に、冬の結露防止には大きなメリットがあります。
ただし、窓のサイズや選択肢の限定など、いくつかのデメリットも理解も必要です。

窓の結露をなんとかしたい。
でも費用は抑えたい。

そんな時はお近くの建築、リフォーム店に相談してみましょう。
補助金や助成金のことも聞いていると良いですよ。

今回は冬の家の悩みのひとつ「結露」についての解決方法のひとつ、「カバー工法」についてお伝えしました。
ぜひ、参考にしてみてください。

次回は片付けの専門家、小川さんの投稿です。
そちらも楽しみにしてください。

僕の投稿は2023年、最後になります。
少し早いですが、良いお年をお迎えください!




この記事を書いた人

住まいの専門家 大塚さん
株式会社オオツカ
代表取締役 大塚公一
17歳の頃から水道工事に従事し、色々な工事を経験し業界歴27年。
水道工事だけに絞らず、お客様の色々な声に対応させて頂くために、リフォーム工事店を開業しました。足の不自由な母を持ち幼い頃から傍で見ていた経験を元に、「人に優しい家づくり」という想いを胸に仕事に取り組んでいます。また、お客様のさまざまな夢を形にする為に、職人達と共に日々勉強し奔走してます。既存の家に合わせた生活をするのではなく、お客様のこれからの人生に合わせた家づくりを一緒に考え、造るお手伝いをさせて頂きます。