大掃除シーズン到来!〜片付けやすく暮らしやすい家にするリフォーム術〜
こんにちは!
住まいの専門家、大塚です!
11月になって寒さも感じるようになってきました。
11月になると年末の大掃除を意識する方もいるのではないでしょうか?
でも、家全体の掃除や片付けが年々大変に感じたり・・・。
片付けは専門家の小川さんの領域ですが、物が増えて収納スペースが足りなくなったり、間取りの使い勝手が悪かったりすると、大掃除の負担が大きくなりがちです。
そこで、収納や間取りを見直し、リフォームによって片付けや掃除がしやすい住まいに整えることが効果的です。
大掃除をラクにする収納や間取りの工夫は、見た目がスッキリするだけでなく、日常の片付けがしやすくなり、日々の掃除の手間も減らせるのが魅力です。
家族がいる家庭なら、共有スペースの収納を改善することで、家族全員が使いやすく、片付けやすい空間を作ることもできます。11月は年末までの時間を使って計画を進めるのに絶好の時期。ぜひこの機会に、収納と間取りを整えて、すっきりとした空間で新年を迎えましょう。
収納リフォームで片付けやすい家を作る
収納スペースの充実は、大掃除の手間を減らし、日常の片付けをラクにするための大きなポイントです。
特にマンションでは収納スペースが限られているため、スペースを効率的に活用できる収納リフォームが効果的です。
ここでは、片付けやすく、整頓しやすい住まいを作るための具体的な収納リフォームのアイデアをご紹介します。
1. 造作収納の追加でデッドスペースを有効活用
造作(ぞうさく)収納とは、部屋の形やスペースに合わせてオーダーメイドで作る収納です。
特にデッドスペースとなりがちな壁や部屋の隅などに造作収納を設置することで、限られた空間を最大限に活用できます。
- リビングの壁面収納
リビングは物が集まりやすい場所です。
壁面を活用した収納があると、書籍や雑貨、リモコン類などをすっきりと片付けられます。
また、飾り棚としても利用できるため、インテリアを楽しみながら収納を確保できるのもポイントです。 - キッチンのカウンター下収納
カウンター下は活用しにくいスペース。
引き出しや扉付きの収納を造作してみます。
すると、調理器具や食器、調味料などを手の届く範囲にしまうことができ、キッチンの整理がしやすくなります。
2. ウォークインクローゼットで衣類や荷物を一カ所に集約
ウォークインクローゼットを設置することも有効です。
家族の衣類や季節物、その他の荷物をまとめて管理でき、部屋ごとに収納が散らばることを防げます。
ウォークインクローゼットには以下のような利点があります。
- 収納力アップ
衣類だけでなく、季節物の家電や旅行用品などもまとめて収納できます。
また、各部屋に置いていた荷物をひとまとめにできます。
荷物が一箇所に集まることで、全体を把握しやすくなり、物の出し入れがスムーズになります。 - 家族全員が利用しやすい
家族が使いやすいように、収納する物ごとにエリアを区切って配置することで、家族全員が整理しやすくなります。
また、ドア付きでクローゼット内が隠せるため、部屋の見た目もスッキリします。
3. 押入れリフォームで現代の生活に合った収納へ
マンションの和室や寝室に多い押入れは、従来の布団収納向けの設計で、現代の収納ニーズには少し合わない場合があります。
押入れをリフォームしてクローゼット仕様にすることで、現代の生活スタイルに合った収納へと変えられます。
- 引き出しや棚板の増設
押入れの奥行きを利用して棚板や引き出しを取り付けることで、奥まで収納スペースを活用しやすくなります。
奥の物も取り出しやすくなり、整理整頓しやすくなるでしょう。 - クローゼット扉への変更
押入れの引き戸をクローゼットの扉に変更することで、開閉がしやすくなり、収納物へのアクセスが向上します。
開けたままでも見栄えが良く、洋服や小物を効率的に収納できるため、使い勝手が向上します。
収納リフォームを行うことで、収納力が高まり、部屋がスッキリ片付きやすくなります。
収納スペースを最適化し、日常の片付けや年末の大掃除をラクにするために、ぜひ検討してみてください。
間取り変更で動線を整え、掃除がラクな家に
住まいの快適さを左右するのは、収納だけでなく「動線」も重要です。
動線とは、家の中で人が移動する経路のことを指し、生活に合わせて動線を工夫することで、掃除や片付けがしやすくなります。特にマンションでは限られた空間で効率良く暮らせるよう、間取り変更によって動線を整えることが効果的です。
ここでは、掃除や片付けがしやすくなる間取り変更のアイデアをご紹介します。
1. 動線を意識したレイアウト変更で家事を効率化
家事がしやすい動線にすることで、無駄な移動が減り、掃除や片付けもスムーズに進められます。
キッチン、リビング、収納スペースなど、よく使う場所が使いやすい位置にあることが理想です。
- キッチンとダイニングの近接配置
キッチンからダイニングまでの距離を短くすることで、料理や食器の配膳がしやすくなり、片付けもスムーズに行えます。
リフォームでキッチンの位置を変えられない場合でも、ダイニングテーブルを動線に合わせて配置することで、家事効率が改善します。 - 家事動線を整えたランドリースペース
洗濯物を干す場所や収納場所が分散していると、洗濯動線が複雑になり、片付けに手間がかかります。
ランドリースペースをまとめ、洗濯から収納までの動線を短縮することで、日々の片付けがラクになります。
2. オープンスペースの増設で広々とした空間に
限られた空間を広く感じさせ、掃除や片付けのしやすいレイアウトにするためには、オープンスペースを増やすのも効果的です。リビングとダイニングの仕切りを取り払って一体化させたり、視覚的に広がりを感じられる工夫を加えると、開放感が生まれます。
- リビングとキッチンの一体化
リビングとキッチンを一つの空間にすることで、視覚的にも広がりが出て、清掃がしやすいレイアウトにできます。
また、開放的な空間は家族全員で過ごしやすくなり、物が片付きやすい環境にもつながります。 - 仕切りをなくした一体型の玄関収納
玄関近くに靴や傘などを収納できるスペースを作り、扉や仕切りを省くことで、玄関周りがすっきり片付きやすくなります。オープンな収納であれば物の出し入れがラクになり、汚れもたまりにくくなるため、掃除がしやすくなるのもメリットです。
3. 床材変更で掃除がラクに
床材の種類によっても、掃除のしやすさが大きく変わります。
汚れが付きにくい床材や掃除がしやすい床材に変更することで、大掃除の際も手間が軽減され、日常の掃除がラクになります。
- 汚れが目立ちにくい床材の導入
リビングやダイニングでは、傷がつきにくく、汚れが目立ちにくい色や素材を選ぶと、掃除がぐっとラクになります。
例えば、木目の模様が入ったフローリングは、傷やホコリが目立ちにくく、サッと拭くだけでキレイな状態を保ちやすいです。 - 水拭き可能なフローリング
キッチンや玄関は水拭きができる床材にすることで、汚れた時にすぐ拭き取れ、掃除がしやすくなります。
防水性や耐久性が高い床材を選ぶことで、日々の掃除が手軽になり、大掃除の負担も減らせます。
動線と間取りを工夫することで、掃除や片付けのしやすい空間が実現し、日常生活の快適さもアップします。
住まいをもっと使いやすくするために、間取りリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
在宅時間を充実させるための収納と空間アレンジ
寒さが厳しくなる冬は在宅時間が増えることが多く、家での快適さがより重要になります。
そこで、趣味を楽しんだり、リラックスしたりできるような空間を整えておくことも大切です。
収納と空間のアレンジを工夫し、家にいる時間がより快適になるためのリフォームアイデアをご紹介します。
1. 趣味やリラックスのためのスペース作り
日常生活にメリハリを持たせるために、リラックスや趣味のための専用スペースを確保することで、家時間が一段と充実します。リビングや寝室、ちょっとした空きスペースを有効活用しましょう。
- 読書コーナーや趣味スペースの設置
リビングの一角や寝室の隅などに、読書用の椅子とサイドテーブルを配置するだけでも、特別な空間が生まれます。
また、趣味の道具を置ける棚を設けるなど、趣味に合わせた収納と組み合わせると使い勝手が良くなり、リラックスできる場所が増えるでしょう。 - ペット専用スペースのアレンジ
ペットと暮らしている方には、ペット用のベッドや収納を一体化したスペースもおすすめです。
ペット用品の収納を工夫することで、散らかりやすいペット用品をすっきりと片付けられ、空間全体が整います。
2. 在宅ワークスペースの確保
在宅ワークが日常化している今、作業に集中できるワークスペースを確保することで、仕事の効率が上がり、プライベートと仕事の時間を区切りやすくなります。
限られた空間でも工夫次第で快適なワークスペースが作れます。
- クローゼット内オフィス
使っていないクローゼットの中を、デスクスペースとして活用する方法です。
壁に向かって机を配置することで集中できる上、仕事が終わったらクローゼットの扉を閉めて作業空間を隠せるため、気持ちの切り替えもしやすくなります。 - リビングのワークカウンター設置
リビングに設けたカウンターで仕事ができるようにすると、家族の様子を見ながら作業ができます。
カウンターの下に収納を設けて仕事用の小物をまとめておくと、片付けもスムーズで生活スペースがスッキリ保てます。
3. リラックス空間を演出する照明とインテリア
リラックスしたい場所に間接照明を加えたり、インテリアにこだわるだけでも、くつろぎやすい空間が作れます。
在宅時間が長くなる冬こそ、照明やインテリアで家の快適度をアップさせましょう。
- 間接照明の導入
リビングや寝室に間接照明を取り入れることで、部屋全体が柔らかく暖かい雰囲気に包まれます。
リラックスしたいときにもぴったりです。
また、読書スペースに調光できる照明を配置すると、明るさを自由に調整でき、目にも優しい空間が実現します。 - 観葉植物で癒しの空間を
観葉植物を置くことで、インテリアに彩りが加わり、リラックス効果も得られます。
小さなスペースでも観葉植物を配置することで、心地よい空間になり、在宅時間がより楽しくなるでしょう。
これらの工夫を取り入れることで、在宅時間を充実させ、家にいる時間が心地よいものになります。
趣味や仕事、リラックスのための空間をアレンジすることで、毎日の生活の質が向上し、冬の寒さも気にならない快適な住まいに近づきます。
年末に向けたリフォームで暮らしやすさをアップさせるポイント
年末の大掃除や年越しを考えると、11月は住まいを見直す絶好のタイミングです。
特に、マンション住まいで収納スペースや間取りに悩んでいる方には、収納の工夫や動線を整えるリフォームが大変効果的です。ここまでご紹介してきたような収納や間取りの工夫によって、片付けや掃除がしやすくなるだけでなく、在宅時間が快適になり、生活の質が格段に向上します。
以下に、今回の内容を振り返りながら、リフォームを検討する上でのポイントをまとめます。
1. 収納スペースを最適化して片付けやすく
収納リフォームによって物の定位置を決め、収納力を高めることで、日常の片付けがしやすくなります。
造作収納やウォークインクローゼットの設置、押入れのリフォームなど、自宅に適した収納方法を選ぶことで、物が片付きやすくなり、大掃除もぐっとラクになります。
2. 動線を整えて、掃除や家事の効率アップ
生活に合わせた動線づくりを意識したリフォームで、毎日の掃除や家事が効率よく進められるようになります。
キッチンやランドリースペースの配置を見直したり、オープンスペースを増やすことで、掃除がしやすい広々とした空間が実現します。床材を変更して、汚れや掃除のしやすさを考慮するのも有効な方法です。
3. 在宅時間を快適にするための空間アレンジ
冬の在宅時間が充実するよう、趣味やリラックス、在宅ワークのための空間づくりを工夫してみましょう。
クローゼット内オフィスやリビングのカウンター設置、リラックスのための照明やインテリアの工夫で、自分の時間が楽しめる空間が整います。
心地よく過ごせるスペースがあると、毎日の生活がより豊かになります。
簡単に始められる「収納・空間見直し」
リフォームまでは考えにくい方も、簡単なアイデアから始めることができます。
たとえば、
・押入れの中に整理棚を追加する
・使わなくなった部屋を趣味スペースにする
・玄関やリビングの動線を意識して家具を配置し直すなど。
小さな工夫でも暮らしの快適さは高まります。
年末に向けて住まいを整え、快適な空間で新しい年を迎えられるよう、ぜひリフォームや収納の見直しを検討してみてください。これを機に、掃除や片付けがしやすく、暮らしやすい住まいを作り上げることで、日々の生活もさらに豊かになりますよ。
この記事を書いた人
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株式会社オオツカ
代表取締役 大塚公一
17歳の頃から水道工事に従事し、色々な工事を経験し業界歴27年。
水道工事だけに絞らず、お客様の色々な声に対応させて頂くために、リフォーム工事店を開業しました。足の不自由な母を持ち幼い頃から傍で見ていた経験を元に、「人に優しい家づくり」という想いを胸に仕事に取り組んでいます。また、お客様のさまざまな夢を形にする為に、職人達と共に日々勉強し奔走してます。既存の家に合わせた生活をするのではなく、お客様のこれからの人生に合わせた家づくりを一緒に考え、造るお手伝いをさせて頂きます。
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