「着るものがない」を解消！〜スマートクローゼット作りの極意〜

2024年4月20日 2024年4月19日

片付けの専門家小川さん

皆さん、こんにちは！
片付けの専門家、小川です。

毎日の生活の中で、「服がたくさんあるのに着るものがない」と感じたことはありませんか？

クローゼットを開けても、何を着ていいか分からず、結局いつも同じような服を選んでしまう...。
そんな経験は、ありませんか？

今回は、そんな服の整理と収納に悩む皆さんへ向けて、クローゼットを効率的に、そして心地よく使うための方法をお伝えします。

服の整理から始め、収納のコツ、そして持続可能なクローゼットを目指すためのアドバイスまで、実用的な情報をお届けします。

目標は、服を通じて毎日の生活をもっと快適に、もっと楽しくすること。

あなたのクローゼットが、毎日を豊かに彩る素敵な空間に変わるように、この記事がきっかけとなることを願っています。

なぜ着る服がないのか？

クローゼットには数えきれないほどの服はありませんか？
それなのに実際に「着る服がない」と感じることは少なくありません。
この現象の背後には、服の量と質のギャップが存在します。
たくさん持っている服の中で実際に気に入って着る服はごくわずかで、残りの多くは着心地が悪かったり、サイズが合わなかったりするため、無意識のうちに避けてしまっています。

着心地が悪い、サイズが合わない、流行遅れ

クローゼットの中には、試着時は良かったものの、実際にはサイズが少し合わなかったり、流行から外れたり、素材が肌に合わなかったりする服が隠れています。
これらの服は、一度しっかりと着てみることでその着心地や見た目を再評価する機会を持つことが重要です。
このプロセスを通じて、本当に必要な服とそうでない服を見極めることができます。

実際に1回着てみることの重要性とその効果

服を選ぶ際は、実際に1回着てみてその日の終わりに次もまた着たいと思えるかどうかを考えることがポイントです。
この方法を取り入れることで、自分の服に対する感覚を研ぎ澄まし、無駄な服を減らすことができます。
これにより、クローゼットの中身が整理され、着たい服だけが残るようになります。

捨てられない心理とその対策

捨てることの心理的ハードル

服を捨てる際に直面するのは、その服にまつわる思い出や感情的な価値。
また、「またいつか着るかもしれない」という不確かな期待が服を捨てることを難しくしています。
このような心理的ハードルを乗り越えるには、服との向き合い方を変える必要があります。

捨てることのメリットを理解する

服を捨てることで得られる最大のメリットは、クローゼットのスペースが広がり、管理がしやすくなることです。
必要な服だけが手元に残ることで、日々の選択肢が明確になり、ストレスフリーな服選びが可能になります。
さらに、物理的な空間だけでなく、心理的な空間も広がることで、新しい服やスタイルに対する抵抗感が減少します。

古い服に新たな価値を見出す方法

服をただ捨てるのではなく、リサイクルや寄付などを通じて新たな価値を与えることが可能です。
不要な服をチャリティーやリサイクルショップに寄付することで、服が新たな持ち主に役立つチャンスを生み出します。
環境への配慮にもつながり、持続可能な消費行動の一環となります。

クローゼットの最適化

１シーズンに必要な服の枚数を把握する

クローゼットを最適化する第一歩は、自分が１シーズンで実際に必要とする服の枚数を明確にすることです。
これを行うことで、無駄な購入を避け、必要なアイテムだけを選び抜くことができます。
例えば、仕事用、カジュアル用、特別な日用など、シチュエーションごとに必要な服の種類と枚数をリストアップします。

クローゼットに入る服だけを保持するメリット

クローゼットのスペースに限りがあるため、そのスペース内で管理できる服の量に自然と制限がかかります。
クローゼットに入る分だけ服を保持することで、視覚的にも整理され、服選びが格段にしやすくなります。
この方法は選択の疲労を減らし、日常生活においても時間の節約につながります。

クローゼットの収納テクニックと整理のコツ

クローゼット内の服を整理するためのテクニックとして、次のような方法があります。

バーチカル収納法
服を縦に折りたたみ、引き出しに立てて収納する方法です。
これにより、一目で全ての服が確認でき、取り出しやすくなります。
色や用途別に並べる
服を色や用途（オフィス用、カジュアル用など）ごとに分けて収納。
同じタイプの服は一緒にし、朝の準備を迅速化。
オフシーズンの服は別の場所に
使用頻度の低いオフシーズンの服はクローゼットの外に保管し、必要な時だけ取り出すようにします。

これらのテクニックを用いることで、クローゼットのスペースを最大限に活用し、日常的に服を探す手間を減らすことができますよ。

持続可能な服の循環システム

1着買ったら1着捨てるルールの導入

持続可能なクローゼット管理のためには、「1着買ったら1着捨てる」というルールを用いてみませんか？
このシンプルなルールに従うことで、クローゼット内の服の量を一定に保ち、無駄な購入を防ぐことができます。
新しい服を購入する際には、クローゼットから最も着用頻度が低い、または好みから外れてしまった服を選び出し、リサイクルや寄付、場合によっては思い切って処分を行なっていきます。

バックや靴も同じルールを適用

このルールは服に限らず、バッグや靴などのファッションアイテム全般に適用すること。
アクセサリーや靴を新しく購入した場合も、同じく使わなくなったものを処分することで、収納スペースを最適化し、アイテム選びの効率を高めることができます。

実践する際の心得と挑戦

心得
常に「質に重点を置く」ことを心掛け、量ではなく質で物を選ぶようにしましょう。
長く愛用できるアイテムを選ぶことが、無駄を減らす鍵となります。
挑戦
初めはこのルールを守ることが難しいかもしれませんが、徐々に慣れていくことが大切です。
最初のうちは、特に愛着があるアイテムの選別が心理的に困難に感じる場合もありますが、長期的な視点でクローゼットの健全性を保つためには必要なステップです。

片付けと清掃の精神的側面

「モノ」と向き合う片付け作業

片付けは単なる物理的な作業ではありません。
これは自己と向き合う時間でもあります。
片付けを行うことで、自分が何を大切に思い、何に価値を置いているのかを再確認する機会になります。
不要なものを手放すことは、過去の自分から現在の自分への移行を象徴していて、この過程で精神的な成長が促されます。

清掃は汚れと向き合う作業

清掃もまた、私たちの生活空間をリフレッシュするだけでなく、心理的なクリアランスを提供します。
きれいな環境は心の平和をもたらし、ストレスや不安を減少させる効果があります。
定期的な清掃は、心の平穏を保つための有効な手段です。

片付けと清掃がもたらす精神的クリアさ

片付けと清掃を行うことで、物理的な空間だけでなく、心理的な空間も整理されます。
これにより、より生産的でポジティブな思考が促進され、日々の活動においても効率が向上します。
物事を整理する能力は、生活全般に波及し、問題解決能力の向上にも寄与します。

快適なクローゼットで始まる、新しい毎日

今回は服の整理、収納、そして処分、クローゼットの中身を最適化することの重要性とその方法について詳しく説明しました。
服の量を抑え、質にこだわる選択を心がけることが、日常生活におけるストレスを軽減し、生活の質を向上させる鍵。

洋服を整理することで、「着る服がない」という状態から脱却し、実際に自分が愛着を持てる服だけを残す。
捨てることの難しさに直面しながらも、 心理的な障壁を乗り越えることで、物理的なスペースと精神的なスペースの両方を手にいれる。
持続可能なクローゼットの実現に向けて、「1着買ったら1着捨てる」というルールを実践することで、無駄遣いを減らし、常に整理された状態を保つ。

この記事が、服の整理と生活全般の整理整頓に役立つヒントになって、皆さんがより快適で満足のいく生活を送るための一助となれば幸いです。
服との関わり方を見直し、自分にとって本当に価値のあるものだけを大切にする生活を目指しましょう。

どうぞ美しいクローゼットで、すっきりとした毎日をお過ごしください。

この記事を書いた人

片付けの専門家小川さん: Luna Best
代表　小川淳子
2019年1月より、片付けコンサルタントとして活動をスタートし、2022年3月1日にLuna Bestを開業しました。綺麗好きなズボラがゆえに、いかに簡単に整うか、日夜考えてみたものの、自己流では上手くいかずに学ぶ事を決意。きちんと学び実践した経験から、お部屋が整うと生活が整い、心にゆとりができることを実感しました。これらを多くの方に広めたいとの思いから、片付けコンサルタントとして活動しています。